INTERVIEW院長インタビュー

幼少期の交通事故をきっかけに
医師を目指し
阪神淡路大震災を契機に整形外科の道へ

  • HOME>
  • ドクターズインタビュー

大阪整形外科病院(旧 中之島いわき病院)の分院としてJR福島駅からすぐのところに開院した中之島いわき整形外科。
ビルの1~3Fまでフロアがあり、3Fには人工芝のスポーツリハビリエリアを設置、オープン型MRIや骨密度測定器(DEXA法対応)、
体外衝撃波治療器(拡散型Pressure Wave)を導入するなど、設備・機器関連も充実している医院です。
“人生100年・生涯健康”を医院のコンセプトに掲げる祷史明院長に、開院の経緯や本院との連携、
そして地域の患者様への思いなどをお聞きしました。

01

医師を目指したきっかけは?INTERVIEW 01

子供の頃に交通事故で大怪我をして、それで入院したようなのです。小さい頃のことなので、記憶はおぼろげなのですが、母から「あなたの命はお医者さんに助けられたのよ」と言われて、そのことに感銘を受けて医師になりたいと思うようになりました。

02

整形外科医になられた経緯は?INTERVIEW 02

大学入学時はどの分野へ進むか決めていなかったのですが、大学時代にラクビーに所属するなど、スポーツに親しんでいたので整形外科は馴染みのある科でした。ですが、一番の決め手となったのは…1995年の阪神淡路大震災です。

私が大学を卒業したのは1992年で、その頃はラクビーで神戸製鋼が強かった時代で、その神戸製鋼で産業医の募集があったのです。学生時代からラクビーが好きだった私はそれに申し込み、2年間、神戸製鋼の附属病院(神鋼記念病院)で研修を受けました。その頃から何となく整形外科に興味は持っていたのですが、まだその時点では整形外科医としては働いておりませんでした。そして研修を終えて1年弱くらいのタイミングで阪神淡路大震災が起こったのです。

会社からは自宅待機と言われたのですが、こんな未曾有の災害時に医師として何もできずにいることにいたたまれなくなり、災害医療のボランティアに加わりました。その時の体験が整形外科への道へと進むきっかけとなり、一から勉強するために大阪市立大学整形外科へ入局し、ご縁があってフランスのリヨン大学医学部にも行かせてもらうことができました。

大阪整形外科病院
(旧 中之島いわき病院)の
分院として開業
福島駅から
徒歩5分・通院便利な
地域密着型の医院としての
機能を担う

03

大阪整形外科病院の分院として
開院するに至った理由は?INTERVIEW 03

大阪整形外科病院(旧 中之島いわき病院)は元々、JCHO大阪病院(旧大阪厚生年金病院)の前にあったのですが、建物の老朽化にともない、移転を余儀なくされて現在は大開に移っています。ただ、移転前はアクセス便利な病院として地域の皆様に親しまれていて、移転によって都心部から外れてしまったため、地域の患者様のフォローアップが必要ということで2021年5月、通院しやすいJR福島駅からすぐのこの場所に分院を開院した次第です。地域密着型の医院としての機能を担うために、地域の患者様の定期的な外来通院のことを考えて作られた分院というわけです。

04

分院長に就任された経緯は?INTERVIEW 04

私は2020年8月までJR大阪鉄道病院整形外科で勤務していて、その年の9月から大阪整形外科病院で外来診療を行っていたのですが、以前から地域医療への貢献には興味を持っていて、「そろそろ、自分の医院を開きたいな」と考えていたところ、タイミング良く大阪整形外科病院の岩城啓好院長から「分院の院長にならないか」と声をかけていただきました。

05

本院との連携はどのように
行われていますか?INTERVIEW 05

地域の患者様の術後の経過観察などは当院が担い、人工関節などの手術は本院をご紹介して受けていただいています。ただ、岩城院長をはじめ、本院のドクターも分院で定期的に外来診療を行うなど、かなり頻繁に行き来しているので、場所は離れているものの本院と分院の機能は地続きという感じです。

手術はあくまで“最終手段”
そこへ至るまでの様々な
治療の選択肢を提案

06

どんな患者様がお越しに
なられていますか?INTERVIEW 06

下は小学生から上は90歳近いご高齢の方まで、幅広い世代の方々にお越しいただいています。このまま世代を問わず、気軽に何でも相談できる医院を目指していきたいと思います。

07

院長は何を専門とされていますか?INTERVIEW 07

勤務医時代は人工関節の手術をたくさん行っていて、膝、股関節、足(外反母趾)など下半身の痛み・症状を中心に診ています。

ただ、当院には手術を行う設備がなく、また地域密着型の医院なので、肩こりや腰痛、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)などのよくあるお悩みにもしっかりお応えします。診療でも薬物療法や神経ブロック、リハビリ、さらには漢方療法など、痛み・症状の緩和のための治療に幅広く対応しています。

08

中之島いわき整形外科の
コンセプトは?INTERVIEW 08

私自身、人工関節の手術などに長年携わっていて、実績・経験を重ねてきていますが、あくまで手術は“最終手段”という考えです。もちろん、手術をすることで良くなる場合があります。それでも、患者様は“それ以外の方法”を求めているものです。手術をご希望になる方は少ないです。

手術以外にも薬物療法、神経ブロック、リハビリ、漢方療法と様々な選択肢があるわけで、そうした選択肢をご案内するのは地域のかかりつけ医の大切な役目であり、地域のかかりつけ医だからこそできる診療だと思っています。

“どんな治療を求めているか?”を聞き逃さないよう
患者様の普段の生活に
配慮して治療方針を決定

09

普段の診療で大切にしている
ことは?INTERVIEW 09

その方にとって最善な治療方法を見つけるために、患者様のお話をよく聞くことです。年齢やお仕事、生活環境などを把握して、“どんな治療を求めているか?”を聞き逃さないように診療しています。

“手術は最終手段”と言いましたが、もし手術がベストな選択であると判断したなら、タイミングを逃さずにきちんとお伝えします。外傷などは迷わず手術をご提案できるのですが、難しいのが慢性疾患です。人工関節の手術ですぐにぴたっと痛みがなくなるケースも経験してきているので、そういったことをお話して、どうするのが一番なのか一緒になって考えていきます。

それでも「仕事が忙しくて手術は難しい」という場合もありますので、そういう時には痛み止めのお薬などで経過を診ましょうかということも提案します。その方の普段の生活に寄り添い、配慮して治療方針を決定することが大事で、そのためにも患者様とのコミュニケーションは欠かせません。

10

最後に、HPをご覧の方へ
メッセージをお願いしますINTERVIEW 10

痛みを改善する方法は手術だけに限られるわけではなく、薬物療法やリハビリ、さらには漢方治療と多岐にわたります。これまでの経験を活かしてこうした様々な治療の選択肢がご案内できるのが、当院の強みであり、地域のかかりつけ医としての役目だと思っています。

JR福島駅から徒歩5分と通院が便利で、人工芝のスポーツリハビリエリアがあり、オープン型MRIやDEXA(デキサ)法対応の骨密度測定器などの精度の高い検査が行える検査機器も充実しています。
肩こり、腰痛、股関節の痛み、膝の痛みから各種スポーツ傷害、リウマチ、骨粗しょう症まで、幅広く診療いたしますので、お困りの症状がある際はお気軽にご相談ください。

TEL

診療時間

アクセス