arterial injection動脈注射治療

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動注治療(動脈注射治療)

「動注治療」について

手指の第1関節(DIP関節)、第2関節(PIP関節)や親指の付け根(CM関節)が慢性的に痛いと訴える患者様が多く、これはへバーデン結節やブシャール結節、母指CM関節症といった、年齢に伴う関節の変化による変形性関節症のひとつと言われています。

これらの疾患は、中高年の女性に起こることが多いです。痛みが出るメカニズムとしては、関節の周りの細い血管(モヤモヤ血管)が増生しているために起こる炎症もひとつの原因と考えられています。このモヤモヤ血管に対して直接アプローチすることで、症状改善が可能な治療方法です。

日帰りかつ処置室で治療が可能で、短い圧迫時間で完了します。日常生活動作の制限はなく、治療当日から入浴が可能です。

 

 

こちらの治療は、オクノクリニックの奥野先生によって開発されました。
当院では、オクノクリニックとライセンス契約を結び動注治療をおこなっています。


第1関節(DIP関節)が赤くはれ、曲がり、痛みを伴う。(へバーデン結節)

治療の流れ

1 初回診察

問診や視診・触診の上、レントゲン検査を行い、診断します。
治療適応の場合、動注治療の説明をおこない、治療日を決定します。


レントゲン写真で、関節のすき間が狭くなったり、関節が壊れたり、骨のトゲ(骨棘)が認められれば、へバーデン結節と診断されます。

2 治療当日
2 治療当日

超音波(エコー)を用いて、非常に細い針を、肘や手首にある動脈内に挿入し抗生物質でできた粒子を投与します。
治療時間は、片手につき5分〜10分程度です。手の指から手のひらまで薬剤が順に広がります。
注入後、3分ほど圧迫し治療は終了します。
治療後、腕がだる重い感じがありますが、3〜4時間後には改善されます。

動注治療動画


動注治療の動画はこちら

3 治療後の診察

治療後の経過観察のため、1週間後、1ヶ月後に受診していただきます。
治療効果は、3〜4週後に現れる方が多く、患者様の経過により、今後の治療方針を決定します。
治療を受け3ヶ月が経過した後、効果が不十分な場合は、2回目の治療を受けることもできます。
※2回目の費用は、料金をご確認ください。

起こりうる「副作用」について

一時的に起こる皮膚や爪の色調変化、 痛み、違和感

薬剤が届いた部位の肌の色が変化することがあります。また、「熱感」や「ピリピリ感」などの軽い痛みや違和感がありますが、一時的に生じる症状です。短時間で改善されますのでご安心ください。まれに、指先の皮膚の色が2~3週間にわたり変色することがありますが、自然に解消されます。

皮下出血(青あざのようなもの)

治療は、万全の注意を払い安全かつ正確におこないますが、針を用いた治療になりますので、皮下出血が起こる可能性があります。皮下出血の範囲は狭いもので、特に治療を要するものではなく、2〜3週間ほどで自然に消滅します。

使用薬剤に対するアレルギー

使用する薬剤に対するアレルギー反応が起きることがあります。薬剤アレルギーの経験がある方は、医師又は看護師にお申し出ください。アレルギー反応には、蕁麻疹や吐き気、ショックなどが挙げられます。治療を要するアレルギーの発生頻度は0.4%程度と報告されています。万が一このような副作用が起きた場合は速やかに対処し治療します。

症状をチェック

□洗い物をするときに指が痛む
□パソコンのキーボードを打つと痛みを感じる
□指の第1関節や第2関節に出っ張り、赤みがある
□指が腫れて痛みがある
□指の関節がこわばり、動作しづらいことがある

料金

動注治療は、自費診療です。

<1回の治療につき>
片側27,500円(税込)
両側38,500円(税込)
※治療効果保証制度(返金保証)の対象外

<2回目以降>
片側5,500円(税込)両側11,000円(税込)

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